庭球小説

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十章 松露月・参

 不二の実家が、春連でも著名な商家であることは話に聞いていた。
 手広く商いを行っておりかなり流行っているようでで、大通りに面している店舗のほうからは、絶えず客の出入りする気配が感じられる。
 不二の実母に案内されて、普段は商談に使っているのだという中庭に面した部屋へと通された。
 紫檀の卓と椅子。
 落ち着いた風合いの調度は、水晶宮の不二と河村の部屋にも通じていて、なるほどここは確かに彼女の実家なのだなとリョーマは実感した。
「あの子はちゃんと、お役に立っているでしょうか?」
 茶を入れながら、不二の母は心配そうな面持ちで傍らに座っている恋人に問う。
「もちろんです。法術師としては当然のこと、何より俺にとってもリョーマにとっても、かけがえのない家族ですから。なぁ、リョーマ」
「うん。周助がいてくれたおかげで、俺、すごく心強かったです。今もいっぱい頼っちゃうことがあって、支えてもらってるし……」
「そうですか……ありがたいお言葉ですわ。年が明けてすぐ、里下がりをしてきたあの子と話して安心はしていましたけれど、やはりお二人の口からそのお言葉をいただけて、心からほっといたしました」
 不二に似た優しげな顔に、婦人は安堵の表情を滲ませた。
「…………あの子はやっと、己に授けられた力の意味を見出せたのですね」
 彼女の言葉に、リョーマもまた安堵を覚える。
 不二はちゃんと実の母にも愛されているのだと。
 かつて師匠に嫉妬から虐待され、情緒が不安定であった時期もあったのだと、一端ではあるけれど聞いたことがあったから。
 不二が今、強く優しくあれるのは、鈴鹿御前や河村の与えた影響も大きいだろうけれど、実の家族にちゃんと思われているのだという土台あってこそなのだとわかって。
「お母様、入ってもよろしいですか?」
 扉の向こうから、若い女性の声。
「お入りなさい」
 許可を得て入室してきたのは、声の主である若い女性と、桃城や海堂と同年代と思しき青年だった。
「先程は、どうも」
 不二に似てはいるけれど、彼女より幾分きつめの美貌の女性が、にこりと微笑みながら会釈する。
 リョーマも慌てて礼を返した。
 青年のほうは、やや仏頂面のまま、こちらを伺っている。
「越前リョーマです。初めまして」
「初めまして。周助からお話は伺っています。姉の由美子です。こちらは下の弟の裕太……ほら、裕太、挨拶なさい」
「どうも、不二裕太です」
 ぼそりとした物言い。
 それを母と娘が、仕方なさそうに見つめていた。
「申し訳ありません、無愛想な子で。こないだ、周助が里下がりしてきたとき、自分だけ会えなかったので、拗ねているんです」
「姉貴っ」
 途端に彼は真っ赤になって怒鳴る。
 その光景が微笑ましかったので、手塚と視線を見交わして小さく笑った。
 不二が里下がりをしたのは、年が明けたその翌日。
 河村と共に二日ばかり実家を訪れていた。
 久しぶりに帰った実家で弟に会えなかったことだけが残念だと、不二が零していたっけ。
「この子は仕入れで、大陸の南の方まで行っていたんですけれど、どうも天船の航行に遅れが出たらしくて。帰ってきたのが一昨日なんですよ」
 天領国で、天海を越えて国外に出るのに使われる手段は二つしかない。
 空行出来る騎獣に乗っていくか、天船・天之鳥船(あめのとりふね)に乗船するかだ。
 騎獣の旅は複雑な手続きは要らないが、天海を越えるまで大地はなく渡り切るまでを空の上、しかも獣の背中で過ごさなければならない。
 静嵐のような神獣は例外で、普通に考えれば最速の騎獣でも対岸に辿り着くまで、不眠不休で最低三日はかかるという道のり。
 人にも騎獣にも、精神的に相当な負担になってしまう。
 きちんとスタミナを蓄えてからでないと、天海に落下し、その藻屑と成り果ててしまう可能性もある。
 それに、空行出来る騎獣など、庶民に手の届くようなものではない。
 なので、複雑な手続きと、厳しい審査が待っていても、万が一国外に出るのならば格安で、安定及び安全性の高い天船を利用するのが普通だった。
 不二家の財力を持ってすれば、空行出来る騎獣も所有しているだろうことは察せられるが、それでも国外に出るのならば安全な道を選ぶのが当然だろう。
「その話なら報告を受けている。なんでも天候が優れなかったとか……災難だったな」
 空を行く交通手段だけに、天候は大きく関わってくる。
 そして天船は国で運行を管理しているので、何かあればその報告が手塚のところにもたらされるのは当たり前だ。
「はい……こればっかりは仕方ありませんから」
 ぶっきらぼうな物言いは変わらずだが、手塚には敬意を払っているようで言葉遣いが少し改まったものになる。
「でも……」
 裕太は眉を寄せ、何かを言いよどんだ。
「どうした?」
「いえ、たいしたことじゃないと思うんですけど」
「かまわない。聞かせてくれ」
「なんだか変だったんです。これまで何回も天船に乗ってるけど、この時期にあんなふうに空が荒れたことってなかったんで……夏ならともかく。季節外れのせいかもしれないですけど、違和感を感じて……空の色とか、風の感じとか……」
「なるほど……そうか」
「あ、でも手塚さんがそんな気にするほどじゃ……」
 俺は、術者とかじゃないんだし……と続けるのに、手塚は目を細めた。
「そんなことはない。これは不二の言っていたことだが……君には確かに霊力のようなものはないが、直感力は恐ろしく秀でているらしい。だから、君が直感的に感じたことは、気に留める価値が十分にあるのだと」
「兄貴が……そんなことを?」
 裕太の目が軽く見開かれて、次の瞬間には照れ臭そうに伏せられた。
 どうやら兄である不二に、認められているかのような発言が嬉しかったらしいが、それを素直に表すことはしたくないようだ。
「そう。君は仕入れの旅には一人で出ているのだろう?」
「はい。二年くらい前から」
「腕に覚えがあるとも聞いているが、けれどそれだけでは乗り切れないことも多い。仕入れを目的にした一人旅ならなおさらだ。なのに君は、これまで差し迫った困難には直面してこなかったそうだが、それはなぜだと思う?」
「…………」
「君自身は気付いていなかったのだろうが、その直感力が無意識にそうなることを避けていたせいだ。過信しすぎることはいけないと思うが、君は君自身が感じた感覚に自信を持ってもいいと思う」
「…………はい!」
「先程のことは、俺も心に留めておくことにしよう」
 穏やかな口調で語りかけてはいるが、リョーマは手塚がなにかを気にしていることを感じていた。
 それが『何か』についても、察することが出来て。
 卓の下。
 不二家の人たちには見えないように、恋人の袍を軽く引っ張った。
 すると手塚は、リョーマの中の微かな不安を感じたように、温かな手のひらで、指先を包んでくれる。
 だからリョーマは、不二の家族の前で、表情を曇らせずにすんだ。
 それから、不二の父親も交えて昼食をご馳走になり、夕食も共に……と言う申し出をありがたく受けてから、いったん不二家を辞した。
 手を繋いで大通りを祭宮に向かって歩きながら。
「ねぇ、国光」
「ん?」
「周助の弟さんが言ってたことだけどさ……」
「何もかも『奴ら』の仕業と疑う気はないが……だからといって無視することも出来まい?本当に季節外れの出来事だったのかもしれないが、もしかして……と言う可能性を考えることも必要だ……と言う程度に留めておこう」
「……うん、そうだね」
 年上の恋人の言葉に、リョーマは素直に頷いた。
 安易に結論を求めないことが、とても彼らしかったから。
 二人は繋ぎあった手に込める力をほんの少し強くした。
 まもなく祭宮だ、と手塚が言ったところで、リョーマは黒山の人だかりを見つけた。
「国光、あれ、なに?」
「あぁ……大道芸を見せているのだろう……見たいか?」
「うん!」
 元気よく頷いた自分に、手塚は表情を和ませる。
 彼は人垣を、リョーマを守るようにしながら、実に器用に抜け出すとよく見える場所へと導いてくれた。
 タンッ。
 耳に届いた音。
 それは、的に小柄が刺さった音だった。
 的には美しい女が磔られている。
 艶かしい姿態に沿って幾本もの小柄が突き刺さっていた。
 それはあと少しずれれば、柔肌に傷をつけてしまいそうなほど微妙な位置。
 投げ手は、よほどの腕であることが見て取れた。
 小柄を構えているのは、若い男だ。
 歳の頃は手塚と同じくらいだろうか。
 顔立ちは怜悧で、秀麗と言っても良く、薄いレンズの眼鏡が青年に冷たい印象を与えている。
 共通点が多いせいだろうか。
 小柄を操る青年は、傍らの恋人に似ているような感じがする。
 長めの前髪が、青年から表情を隠しているようにも見えた。
(……あれ?)
 リョーマはふと、首を傾げる。
 胸に何かが引っかかったような気がして。
「リョーマ?」
 恋人が心配そうに覗き込んでくるのに、なんでもないと笑う。
 何かが引っかかったのはほんの一瞬。
 今はもう、消えてしまった。
 手塚にもう一度笑いかけて、リョーマは視線を小柄使いの青年と的に縫い止められている女へと戻す。
「さぁて、お客さん。今までのは、ほんの小手調べや。これからが本番やさかい、よう見たってや」
 青年の口から、芝居がかった口上が飛び出し、ざわめきと共に見守っていた観客たちが、一斉に沸いた。
 中には野次もあったが、彼はそれをさらりとかわす。
「あの人、ちょっとイントネーションが変だね」
「いんと……なんだって?」
「あ、ごめん。えーとえーと、あの人の喋り方、訛りがあるような感じってこと」
「あぁ……そうだな。この国の者ではないようだ。天海を渡れば、広大な大陸や、外海に浮かぶ島々……地域によって、独特の訛りが生まれるものだからな。乾なら、その地域も限定できるだろうが、俺にわかるのは、あのものが天領国で育ったわけではないのだろうということくらいだ」
「ふーん」
 リョーマが生まれた世界でも、国によって言葉が違ったし、同じ言葉でも訛りや方言などがあった。
 なので手塚の言うことは、納得できる。
「ほな、いくで」
 のんきな口調で、青年が告げた。
 彼は指に小柄を何本も挟んでいる。
 それを、すっと構えて……
 手首が一瞬閃いた……ように見えた。
 実際は素早くて、よく見えなかったのだ。
 青年の手には小柄はなく、タタンッと小気味のいい音を立てて、女の頭の形の通りに突き刺さる。
 静寂……そして、歓声。
「あの男……軽薄そうに見せているが、なかなかの腕だ」
「やっぱり?」
「あぁ。隙がない」
 男は、的に縛られていた女を解放し、共に優雅に一礼する。
 女が箱を手に、見料を取って回るが、二人の見目が良いことも手伝ってリョーマたちの前に来る頃には、箱はすでに貨幣でいっぱいになっていた。
「ぎょうさん、ありがとう。せっかくやし、俺の腕を肌で感じてもらおやないか。どなたか、的になりたいっちゅう、お客さん、おらんかな?間違っても、脳天に直撃したりせぇへんし、どや?」
 ニコニコと笑いながら誘いかける。
 客たちは興味があるようだが、なかなか踏み出せないらしく……
「んー。のりが悪いでぇ。せや。なら、こっちから指名させてもらおかなぁ」
 青年は、せっかくだから綺麗な姉ちゃんにしとくか、などと軽口を言いながらぐるりと視線を巡らせて……
「えっ」
 リョーマは彼と、ばっちり視線が合ってしまった。
 青年は、にやりと人の悪い笑みを浮かべて、こちらへとやってくる。
「お嬢ちゃん、どや?やってみいへんか?」
 半陽だから、決して間違っているとも言えないけれど、今は男性体だ。
 着ているものも、淡い色合いの外套(裏地に動物の毛を使ったり、羽毛や綿を挟み込んだ長い上着)で、ぱっと見た感じでは女の子に見えないことはない。
 けれど。
 お嬢ちゃん、と断定される気分は複雑だった。
「大丈夫や。怖いことなんてあらへん。そのかいらしい顔に傷なんてつけんし」
 表情を歪めたのを恐怖と取ったのだろうか。
 宥めるみたいにそう言って、青年はリョーマへと手を伸ばしてきたのだか……
 彼が自分に触れることはなかった。
 手塚の腕が、庇うように前に差し出されたから。
「……国光」
「申し訳ないが、辞退させてもらう。君の腕は確かなものだと思うが、それでも万が一のことがあったらいけないのでな」
 きっぱりとそう言い切る。
「なんや。つまらんな。あんた、この嬢ちゃんの兄貴かなんかか?」
 兄貴、という言葉に、胸がつきりと痛んだ。
 宮城にいるときは意識したことがなかった。
 誰もがみんな、自分のことを手塚の伴侶として認めてくれているから。
 でも、現実的に考えてみれば、二人並んでも兄妹にしか見えないものなのかもしれない。
 いつものように、恋人同士というつもりでいたけれど。
 ここにいるほかの人たちから見れば、そう見えないことのほうが多く、またそれが普通の判断というものなのだ。
 客たちがこちらを注視しているのがわかり、居た堪れなくなって俯いたリョーマの耳に……
「いや、兄ではない。この子は俺の許婚だ」
 躊躇いもなく告げる恋人の声が聞こえて。
 そしたら。
 今度は、嬉しくて顔を上げられなくなった。
 青年の、溜息。
 それに被るように、悲鳴が聞こえた。
「なんや?」
 人ごみの注目は、一斉にそちらに向く。
 何かが割れる音。
 それからまた悲鳴。
 意味不明の雄叫び。
「はー、迷惑なおっさんやな。酔っ払いか?」
 どうやら、酔った男が暴れているらしい。
「リョーマ、決して動くなよ。何かあったら、『彼ら』を呼ぶか、遠慮なく『使え』」
 つまりいざとなったら、式神を呼ぶことを躊躇わず、そして使わなければならないと判断したなら、力を使えと言い置いて。
 彼は動いた。
 混乱してパニックに陥りかけている人たちの間をすり抜けて、暴れている男の眼前に立った。
「あの兄ちゃん、何する気や」
 酔った男は、完全に己を制御できなくなっているようで、邪魔だと認識した手塚に襲い掛かってくる。
 体格差は歴然としていた。
 男は長身の手塚より、更に頭一つ分大きく、また筋肉も隆々としている。
 そのせいだろうか。
 どう見たって恋人のほうが不利に見えて。
 男が腕を振り上げた瞬間、見ていられないとばかりの、見ず知らずの女性の短い悲鳴が聞こえた。
 けれど、リョーマはその光景をまっすぐ見詰めていた。
 手塚が負けるはずのないことは、リョーマには明らかだったからだ。
 恋人は、護身用にと腰に帯びている剣を抜くことすらしない。
 頭蓋骨ぐらい簡単に砕けてしまいそうなほどの勢いの拳を、軽妙にかわして鋭い一撃で叩き落とす。
 男がバランスを崩したタイミングを見計らって、僅かに身を沈め……顎に蹴りを一撃。
 急所を突かれた男は、よろよろと後退して。
 そこで空かさず、腹に拳を叩き込んだ。
 ぐらり……と男の身体が、傾ぐ。
 そして、どうっと言う音と共にその場に倒れ付した。
「あの兄ちゃん、めっちゃ、強いやん」
 当たり前だ。
 北辰王は、地上に比類なき武人。
 人の身でありながら、天界の将軍を務めるほどの……
 高々酔っ払いに後れを取るようなことは決してない。
 誇らしい想いで見つめていると。
「あんだけ強いくせして、つらりと人のことを腕がたつとか何とか言いおる。なんか上から見下されとる気がして、かなわんわ」
 嘲るように。
 蔑むように。
 いつの間にか、背後に立っていた、小柄使いの青年。
 彼の言葉に。
 リョーマは、あからさまにむっとして。
「国光は、誰かを見下したりなんかしない!国光が、腕が立つって言ったなら、それはその相手の力量をちゃんと認めてるってことだ」
 真正面から睨みつける。
「そういう言い方するなんて、あんたちょっと卑屈なんじゃない?」
 大好きな恋人のことを貶すような言い方をされて、黙っているなんてとんでもない。
「こら参ったな。許婚さんの前で、失言やったわ。でも……あんたたち、お互いをとても大事にしてるんやな」
 密やかな声で、男がそう言ったのに、リョーマは胸がどきりとした。
 黒い染みが、胸の奥に落ちたような、そんな感じ。
 その何か得体の知れないものに負けたくなくて。
「当たり前でしょ」
 勝気に言い放った。
 すると青年は、くつりと笑った。
 口角が僅かに上がる、唇だけの笑み。
 先ほどまでとはがらりと雰囲気の違う、酷薄な、それ。
 気を張っていないと、震えてしまいそうなほど、痛い……嫌悪感。
 しかし、青年は冷たい刃のようなその気配をすぐに治めてからりと笑った。
 リョーマにはそれがかえって恐ろしいような気がした。
「ま、ええもん見せてもろたわ。機会があったら、また、会えるやろ、嬢ちゃん……あの兄さんにもよろしく」
 そう言って、男は女と共に人の中に紛れて行ってしまった。
 遅ればせながら役人が来たのか、手塚が事情を説明し終えて、こちらに戻ってくる。
「リョーマ、すまない……リョーマ?」
「……大丈夫。なんでもない。ちょっと人ごみに酔っちゃったかも」
「そうなのか?なら、どこかで何か飲んで休むか?」
「うん」
 優しい手が、そっと肩を抱いてくれて。
 ようやく落ち着いたけれど、リョーマは先ほどの嫌悪感を、どうしても手塚に言えなかった。
 心配をかけたくないからではない。
 どんなことでも、気にかかったのなら、必ず恋人に言う。
 それが負の感じを訴えるものならなおさらに。
 けれど、このときリョーマはどうしても言えなかったのだ。
 言うべき言葉が、そのための言葉が……今の自分の中に、見つからなかったのである。
 楽しい気持ちで春連の街を見聞して、不二家で和やかな夕食を楽しんで、帰り着いた水晶宮で不二や菊丸に出迎えられても。
 胸の奥にぽつんと落ちたその染みが、再びリョーマの意識に言葉となって浮上してくることはなかった。
 まるで何かに、蓋でもされたみたいに。


続

  • 2012/01/20 (金) 04:28

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